生きにくい世界
うまく生きようとすればするほど、この世界は生きにくいみたい。
なんでだろうね。おかしいよ。
私はよくあいづちをうつ。何のためかって?
生き抜くためだよ。「この子はわたしの話を聞いてくれるんだ」って、思われるため。
私はよく質問する。生き抜くために。
「この子はわたしに興味を持ってくれている」って、思われるために。
それが悪いこととは思わない。
いい風に見られたいって思うのはみんな一緒でしょう?
いい子になろうとすればするほど、苦しくなる。
悪い子になってもいいって言われたら、どれほど楽だろう。
だけどそれは社会が容赦しない。責め立てるんだろうね、よってたかって。
みんなうまく生きようとして失敗する。
ここでいう「うまく生きる」っていうのは、みんなに好かれたりすること。
ここでいう「いい子」っていうのは、いろんなことを我慢していること。
我慢なんてしなくてもいい子になれるのかしら。
いっそみんなでデモを起こそうよ。
なんでLINE既読スルーしただけで嫌な顔されなきゃなんないんだーって。
我慢して、我慢して、ため込むからいけないんだ。
うまく生きようとするんじゃなくて、楽に生きようとするのはどう?
自分のしたいこと、やりたいこと。
やりたいようにするんだよ。
でもそれじゃ友達なんてできやしないか。
あーあ、結局、人と一緒にいたいなら、うまく生きなきゃいけないんだね。